IAIIAI:Internet media

「アイ・エイ・アイ」:IAI

山種美術館
山種美術館
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
会場:「仙台市博物館」巡回展は中止になりました。


The Golden Age of Color Prints: Ukiyo-e from the Museum of Fine Arts, Boston

ボストン美術館 浮世絵名品
錦絵の黄金時代 清長、歌麿、写楽

―ボストン発のニッポン初―

アメリカを代表するボストン美術館は、世界各地から集められた古代から現代までの約45万点もの美術品を収蔵する美の殿堂です。中でも日本美術コレクションは、明治初期、日本美術に魅了されたエドワード・モース(1838-1925)、アーネスト・フェノロサ(1853-1908)、ウィリアム・ビゲロー(1850-1926)ら有識者によって収集されたもので、その充実した内容で知られています。


会期: 2011 6/24(金)〜8/14(日)会場:「仙台市博物館」巡回展は東日本震災等で中止になりました。
開館時間:9:00〜16:45 (入館は16時15分前まで)
休館日:月曜日
東京会場:山種美術館 (2011 2/26〜5/9)
巡回展:千葉市美術館 (2011 4/26〜6/5)、仙台市博物館 (2011 6/24〜8/14) 開催は中止になりました。
監修:セーラ・トンプソン(ボストン美術館浮世絵版画室室長)、永田生慈(美術評論家、葛飾北斎美術館館長)


画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

「ボストン美術館 浮世絵名品展」開催式

ボストン美術館 浮世絵名品展
錦絵の黄金時代 清長、歌麿、写楽
2/25 東京展開催式及びプレス内覧会



ボストン美術館内でさえ展示される機会のなかった、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽の三大絵師を中心に、同時代に活躍した絵師たちも含め、極めて保存状態が良い貴重な厳選された作品の紹介です。

【展覧会の構成】 ―Press Release、「ボストン美術館 浮世絵名品展」カタログより抜粋掲載です。―

本展覧会は、アメリカを代表する美術館で、質量ともに世界有数の日本美術コレクションで知られるボストン美術館から、錦絵の黄金時代といわれる天明・寛政期 (1781〜1801) に焦点を当て、浮世絵、肉筆画、版本(東京展には)137点を展覧するものです。出品作品のほとんどがボストン美術館に収蔵されて以来、初めての里帰りとなります。
江戸文化が生み出した多色摺版画の粋である錦絵の華麗なる色彩美をご鑑賞いただけるまたとない機会となることでしょう。

第1章 鳥居清長

第1章 鳥居清長
このセクションでは、黄金時代の最初に絶大な人気を呼んだ絵師清長の中でも代表的揃物大判の美人画、「当世遊里美人合」 等、続絵の美人風俗図や、大判の役者絵、出語り図、浮絵などからの、厳選された38点の優品でのみで構成されている。
鳥居清長 《仲之町の牡丹》
大判錦絵三枚続 39.7 x 77.5cm
天明6年(1786) 署名:清長画 版元:西村屋与八


第2章 喜多川歌麿

第2章 喜多川歌麿
鳥居清長が美人画から遠ざかると、この分野の第一人者と目されたのが、喜多川歌麿であった。天明前期の初期美人画に 「四季遊花之色香」 等があるが、歌麿独自の様式はまだ確立されていない。寛政年間に入ると美人の大首絵を発表するなど、その芸術性は頂点に達した。このセクションでは56点の優品で、歌麿芸術の真髄を概観する。
喜多川歌麿 《四季遊花之色香 上・下》
大判錦絵二枚続 37.8 x 52.2cm
天明3年(1783)頃 署名:歌麿画 版元:蔦屋重三郎


第3章 東洲斎写楽

第3章 東洲斎写楽
東洲斎写楽は閲歴、師系とも不詳な絵師でありながら、突如、寛政6年(1794)5月の江戸三座 (都座、桐座、河原崎座) 上演の役者大首絵28図を蔦屋重三郎から発表して画界に登場したが、翌7年春の作品を最後に忽然と作画を停止した謎めいた人物である。僅か1年足らずで140点をも制作したとされる。
東洲斎写楽 《中山富三郎の宮城野》
大判錦絵 38.1 x 25.4cm
寛政6年(1794)5月 署名:なし 版元:(蔦屋重三郎)


第4章 黄金期の三大絵師をとりまく大家たち

第4章 黄金期の三大絵師をとりまく大家たち
黄金期には清長、歌麿、写楽といった錦絵の六大家に含まれる絵師だけではなく、個性豊かな実力派の絵師が、画派を形成していった。このセクションでは、浮世絵界に大きな影響を与える四大画派に絞って展覧されている。黄金期の勝川春章、地味だが、実力ある北尾重政、美人画を専門とした鳥文斎栄之や歌川派の祖、豊春、初代歌川豊国と豊広がいる。
鳥文斎栄之 《略三幅対 女三之宮 衣通姫 小野小町》
大判錦絵三枚続 39.2 x 76.1cm 寛政8年(1797)頃 
署名:栄之図 版元:西村屋与八 改印:極


第5章 版本と肉筆画

第5章 版本と肉筆画
版本では、黄金期を代表する豪華な作品が選ばれている、勝川春章と北尾重政の合作 《青楼美人合姿鏡》 は、遊女の生活の様子を捉えて古くから著名である。鳥居清長の風俗図で豪華な帖装の作品や喜多川歌麿の狂歌絵本が出品されている。その他、北尾政美、寛政2年刊行の 《海舶来禽図彙》 や画集。肉筆画では、春章、豊春、栄之(三幅対)の初めての里帰り品が公開される。
無款(勝川春章) 《見立琴棋書画図》 絹本著色一幅 128.4 x 54cm
寛政前期(1789〜1801) 署名:なし 印章:なし


お問合せ:03-5777-8600 (ハローダイヤル)
美術館公式サイト:http://ukiyoe.exhn.jp/
主催
:山種美術館、ボストン美術館、日本経済新聞社、テレビ東京
後援:米国大使館
特別協賛:フィデリティ投信
協賛:大日本印刷
協力:日本航空


参考資料:Press Release、「ボストン美術館 浮世絵名品展」カタログ他。

ご意見ご感想は yashio@mui.biglobe.ne.jp


「アイ・エイ・アイ」:IAI HOME NEXT BACK

Copyright © 2002-2011 Yashio.ALL Rights Reserved.